活動記録

令和二年第三回定例会 9月3日

9月3日に行われた 令和二年第三回定例会で
一般質問をさせて頂きましたので ご報告させて頂きます🙇
まず始めに 現在、世界中で感染を拡大させている、コロナウイルスで 不幸にもお亡くなりになられた方々に対して 哀悼の意を表します また現在治療中の皆様に対して 心よりお見舞い申し上げますと共に 対応にあたられている医療従事者、介護、福祉関係者、そして行政職の皆様に対して 感謝を申し上げます

① コロナウイルス感染症対策について
一点目 生計の維持が困難な方への支援策についてですが 感染症拡大にともなう緊急事態宣言などにより 経済活動が 停滞したことが影響し 我が国においては
内閣府が発表した国内総生産 GDP 速報値は物価変動の影響はなく 実質で前期比7.8%減 年率換算で
27.8%の減になっており 国民の生活に対して非常に大きな影響を及ぼしております そういった状況の中で
特別定額給付金、持続化給付金などをはじめ 国や県などが 色々な施策を講じ一定の効果が出ている所ではありますが 先の見えない不況の中 半年後 一年後の将来が心配な所でございます
未曾有の経済的混乱の中で 雇い止めや休業を余儀なくされる方 また 就学児童を抱える1人親世帯の方などは 特に大変な状況になってくると考えます
その中で 茨城県社会福祉協議会が実施する生活福祉資金貸付制度が コロナに伴う特例措置として 間口が広くなっておりますが 緊急小口資金 総合支援資金を合わせると 令和二年八月二十五日時点で 200件の申請が 茨城町社会福祉協議会にあったとの事。
そして 総合支援資金については 日常生活の維持が困難な方が 最大3ヶ月間 [1ヶ月最大20万]の資金の貸付を受けられる制度です  世帯によって事情はそれぞれ違うと思いますが 3ヶ月 という期間を過ぎても状況が改善されず 生計の維持が困難な方々や制度を知らないで困ってるのに活用出来ない方が 少なからずいらっしゃると考えます 
そうした方々に対して 茨城町としてはどの様な支援を考えていますでしょうか?

② 町における感染拡大抑制策について
コロナウイルスは 未だ収束の目途がついてません
一般の風邪の原因となっている他のコロナウイルスは冬季に流行りのピークがみられ夏季には少ない事がわかっていますが 新型コロナウイルスも同様に季節性があるかは 今の所分かっていないことから 今後の推移を注視していく必要があると思います 今の所町内では
1人の感染が確認されただけに留まっておりますが近隣の市町村における感染者数は 増加傾向にあります
一般的に 発症前後の時期が もっとも感染力が高いとされていますが 感染者の約4割は 無症状の方からの感染との報告もございます この事が 感染拡大を招く要因とされており 誰もが知らずのうちに どんなに気を付けていても 感染してしまう可能性がある所が
恐ろしい所であります 最近の報道では 高齢者施設、障害者施設、そして学校でのクラスター発生が数多く見受けられますし 不特定多数の方々が訪れる町役場においても 職員や来客者が感染してしまったという例が報告されています そうした施設でクラスターが発生してしまった場合には 運営そのものや 住民生活に対して多大な影響が出てしまう恐れがあります
感染した場合 重症化しやすい高齢者や障害者を預かる施設 住民生活への影響が大きい町役場などでのクラスターを防ぐ為に 対策を講じていく必要を感じる所であります そこで 感染拡大を抑制する為の1つの対策として定期的に 行政職員や教職員、福祉施設職員に対して 無料でPCR検査が受けられる取り組みが出来ないかと考えておりますが こうした対策も含め 町における今後の取り組みや考えて方についてお伺いいたします

①についてですが 現在の施策の情報が届いてない方や施策に当てはまらなくギリギリの生活状況の方もいらっしゃいます 新型コロナを起因とした経済的な理由での不幸が起こらない様に しっかりとした支援をお願い致します また現在行われている施策の中での様々な情報を精査し 本当に困ってる方々へ町独自の支援策などを期待しております 
この町に住んで良かった 誇りに思うと町民に思って頂ける様な施策を打ち出して頂けます様 お願い致します

②についてですが 世界保健機関が 3月11日にパンデミック宣言をしてから 約半年が過ぎました 世界中で新型コロナの研究がされてますが 未だに終息に至るまでの対策が出ていないのが現状で いち早い終息を願うばかりです 
町民に一番近い行政として これからも的確な情報収集を行い 町民に対する情報提供や素早い対応を行って頂きたいです

質問2 
2025年問題を見据えた高齢者支援について
我が国では 世界に例を見ない急速な少子高齢化が進んでいます 本町でも 令和2年7月1日に 県が出した高齢者人口一覧によると 人口31.596人に対して 65歳以上が 11.004人で 高齢化率は 実に34.9%となっております そして平成27年に行われた国勢調査によりますと高齢単身世帯数は 1.067世帯になっております   2025年問題とは 団塊の世代[昭和22年から24年生まれ]の方々が 後期高齢者になり 医療や介護
などの社会保障費の急増が懸念される問題を指します
同時に 生産労働人口が 減少し高齢者を支える方々に大きな負担がかかっていきます
そんな中 町内では 現在でも 介護職員として就業される方が不足して 今後は人員不足に拍車がかかる様な状態です この様な現状で 本町には 現在73歳から64歳の方が500人から600人台と一番ボリュームがあり
その方達が 後期高齢者になり 支援が必要な状況になった時には 現在の状況では充分な支援が出来なくなってしまう、と考えております  町内では特に 訪問介護の事業所が不足しており 住み慣れた自宅での生活を望んでも叶えていく事が出来ないかもしれない そう言った問題がすぐ目の前まで来ています

自助 互助 共助 公助 と言う言葉があります
住み慣れた地域で暮らして行くには 健康に留意し教養を高めたり 積極的に人との繋がりをもって 豊かな生活を送る為の[自助]が大切ですが [自助]努力だけの生活には限界があります その次の[互助]こそが 現在の茨城町を支えていく カギ になるのではないかと考えています 行政などで行われる社会保障制度等の[共助]や[公助]にもやはり限界があり 何でもかんでも 共助、公助で支えようとしても財源が必要となり 無尽蔵に出せる訳ではないからです 
現在でも [互助]として 自治会や町内会、各種ボランティアなどの資源がありますが 高齢者が 自宅で生活を続けて行く為に必要となる 買い物、ゴミだし、病院送迎など 専門的ではないけれど ほんの少し支援するだけで [自助]によって生活出来る方が沢山居ます
そんな方々を 町民の[互助]の力をお借りして 生活支援が出来る様な組織を 施策として作っては頂けないでしょうか? まずその為には 地域の実状を調査して
現在どの地区にどんな資源があり 何が足りないのか
実情を専門職や地域の方々を交えて話し合い 不足する資源の充足が出来る様に 茨城町第6次計画総論の第3章にもあるような [人情味あふれる町民性]を活かした
[互助]の力を活用出来る組織作りを喫緊の課題として取り組んで頂きたいと考えていますが 2025年問題に対する町の支援策や考え方をお答え頂けますでしょうか?

増大し続ける社会保障費を抑制しながら地域の高齢者支援を行って行く事や町民の理解を得て [互助]の力をお借りし 不足する社会資源を作り上げて行く事は 非常に大変で時間がかかる事と思われます
繰り返しの啓発活動や明確なビジョンを持った話し合い
[互助]のグループをまとめていくリーダー育成など
様々な過程を経ていかなければ 作り上げて行く事は出来ないと考えます 
2025年までには 官民が協働して茨城町に合った地域福祉の展開が出来る様に お願い致しまして 質問を終わります 

以上が 今回の私の質問内容です 
長文失礼致しました💦
後日 町の広報紙 議会だよりに 掲載される予定ですので 町からの回答も含めご覧になって頂けると幸いです 
このコロナ渦の中 少しでも 自分に出来る事を模索しながら 着実に前に進んで行こうと努力を重ねております 感染拡大防止の観点から ボランティア活動など思う様には進まない状況ではございますが 
引き続き 皆様のご理解 ご指導を宜しくお願い致します🙇 以上 長文お付き合い頂きありがとうございました😄

議会だより NO.218
質問、回答が載りました

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